2007年03月24日

桜の分類と分布

桜は分類学上は、バラ科のサクラ亜科に属します。
サクラ亜科はさらに数属に分けられます。
サクラはその中のサクラ属に属する樹木です。
サクラ属はさらに、モモ亜属、ウメ亜属、スモモ亜属、
サクラ亜属、ニワウメ亜属、ウワミズザクラ亜属、
バクチノキ亜属に分けられます。
サクラはこのうちのサクラ亜属に属します。

サクラ亜科を独立させて、サクラ科としてあつかう考えも
古くからあります。
また亜属を一階級引き上げて、それぞれを属としてあつかう
という考えもあり、現在でもこの両方の考えが存在します。

サクラ亜属は主に北半球の温帯に分布します。
ヨーロッパから小アジアを経て西シベリアにかけて
セイヨウミザクラなど3種が分布し、
北米にPrunus pensylvanicaなど2種があるほかは、
すべて東アジアに産します。

東アジアではヒマラヤに約3種があり、中国には約33種があります。
なかでも四川、雲南の両省にはとりわけ多く、
四川省だけでも約20種が見られる。
したがってサクラ亜属の分布の中心は中国南西部にあるといえます。

東に行くと種数は少なくなって、分布の東端にあたる日本には、
種の解釈にもよりますが約9種が分布しているに過ぎません。
しかしながら、栽培品種が最も多いのは日本です。


2005地元の桜:幼稚園の桜・その3







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2007年03月23日

日本の桜の歴史

日本では桜の品種が古くから蓄積されてきました。
三好学氏は、桜の歴史を上古・中古・近古・近世
4つの時代に区分しました。

上古は奈良時代以前で、この時代には野生の桜を
そのまま観賞していたと想像されますが、当時の
史料が残っていないため詳細については不明です。

中古は平安時代から江戸時代直前の安土桃山時代までの
約700年間で、野生の桜を都市に移植して観賞した時代です。
この時代には都のあった京都を中心として都市周辺に
桜を植えていたと記録が見られるようになります。
また、後鳥羽天皇の1195年の東大寺供養のとき、
興福寺の八重桜が満開であったという記録があり、
このころにはすでに重弁の品種が存在していたことがわかります。

近古は江戸時代の300年間で、京都方面では中古から引き続きで
さらに品種が増えました。それらは社寺の境内などを中心に栽培され、
元禄のころには数十の品種があったといわれています。
一方江戸においては、その発展とともに、京都方面も含めて
全国各地の品種がしだいに集まり始めました。
大名の江戸屋敷には多数の品種が植えられ、一般庶民も
花見をするようになったため、桜の名所が増えました。
江戸時代も後期になると新しい品種が急速に増加していきました。
江戸時代末期には少なくとも250くらいの品種が江戸に存在し、
その最盛期は享和から天保までの間であったといわれています。

近世は明治以降の時代で、明治維新の後、桜の品種は急激に
減ってしまい、かなり多くの品種が絶滅してしまうことになります。
この時代になって桜が科学的に研究されるようになりましたが
第2次大戦終了までは新しい品種の出現はみられず
江戸時代の品種で明治以降に持ち越されものの
研究がもっぱら行なわれていました。
これらの研究は現在でも続いていて、人工交配によって作出した
品種が続々と出現するようになってきています。


2005地元の桜:幼稚園の桜・その2





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2007年03月22日

サクラの国 日本

よく日本は桜の国であるといわれていますが
野生の桜の種類で云えば、中国の方がはるかに多く
逆に日本には世界でも類を見ないほど多数の栽培品種が存在します。
なんてことを知っている方は少ないと思いますが、
そんなことを知らなくても桜の花の美しさを
楽しむことはできますよね〜

桜は遠くから花の雲として眺めるのが良いという人もいますが
ちょっと顔を近づけて1個の花の細かいつくりをよく見ると、
その巧みなつくりと思いがけない美しさに驚嘆してしまいます。。
今まで気づかなかった美しさを桜にも発見されることでしょう。

スーパーには季節を問わず1年中様々な野菜が並べられていますが
いくら栽培技術が発達したとしても、1年中いつでも桜の花が
見られるようになったらちょっと興ざめですよね・・・
やはり長い冬があってこそ、春の桜がひとしお
美しく感じられるのですよね。
また、このあと何回桜の花を見られるのだろうかなどと思うからこそ
(年齢を重ねていくと、実際そう感じるようになってきます。。)
桜の美しさがいっそう大切なものに思えるのではないでしょうか。
春の暖かさにぱっと咲いてぱっと散っていく潔い桜は、
日本人の感性に合っているのかもしれません。


2005地元の桜:幼稚園の桜・その1







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